国際生命情報科学会誌
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第7回生命情報科学シンポジウム
EQR装置が作るベクトルポテンシャルの検討
足達 義則青木 孝志吉福 康郎吉田 勝志鈴木 昭二
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1999 年 17 巻 1 号 p. 156-162

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抄録

80kHz水晶共振(EQR)装置によって生体に様々な変化が現れることが知られているが、なぜ起こるかについては明確ではなかった。我々は、これはEQRが作るベクトルポテンシャルの変化によるものと推測し、この強さと空間的な広がりについて検討した。しかし、EQRによるベクトルポテンシャルは水晶球によって作られ、容易に強さを見積もることは困難なため、簡単化した交流ダイポールモデルを用いて計算によって導き出す試みを行った結果、ベクトルポテンシャルの強さは距離の逆数で表され、共振電流3mAのとき、水晶球から45cmの距離で2.33×10^<-11> Wb / mであるることが分かった。

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© 1999 国際生命情報科学会
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