国際生命情報科学会誌
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特集
発気状態と安静状態における生理情報の比較(<特集>Human PSI Forum "Human Potential Science" Internationl Forum「潜在能力の科学」国際フォーラム : 物理・生理学的アプローチ Joint with 「こころと体の不思議」国際フォーラム 第14回生命情報科学シンポジウム(国際版) 2002年8月22〜27日(木〜火) 於 : 千葉市 幕張新都心 OVTA(オブタ))
小竹 潤一郎陳 偉中Dmitri PARKHOMTCHOUK原口 鈴恵
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2002 年 20 巻 2 号 p. 606-609

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抄録
ヒーリング、瞑想や気功といった特殊な意識状態下では、リラクゼーション効果や治療効果などの様々な相乗効果があるとされている。この特殊な意識状態下における様々な生理変化を計測し、意識が生理状態に及ぼす影響を考察した。ここでは、気功熟練者を被験者とした実験を行い、特殊な意識状態である発気状態と安静状態における皮膚電気伝導(EDA)、血流などの生理情報を比較した。その結果、安静状態から発気状態への移行直後に血流の変化等の生理変化が起きていることを確認した。また、気功などの特殊意識状態において呼吸や意識により、血流や心臓機能などの自身では調節できないとされる身体機能までも意識により調節している可能性が示唆され、これにより発気状態を生み出していると推察した。
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© 2002 国際生命情報科学会
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