国際生命情報科学会誌
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第26回生命情報科学シンポジウム
意識、無意識、そして夢
ジュセリーノ氏の脳波を参考に
河野 貴美子 小久保 秀之世一 秀雄高木 治山本 幹男
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キーワード: 脳波, 無意識, 明晰夢, 睡眠段階, REM
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2008 年 26 巻 2 号 p. 252-

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抄録
不思議現象を科学の土台に載せて説明しようとするとき、現象の直接計測もさることながら、その影響を受ける側、また観察する側の生理計測も重要な要素である。生理データとして、脳の情報は一番求められるところであるが、通常、頭蓋を隔てた計測である上、科学したい現象に対しては間接的な情報にならざるを得ず、そこからの情報の引き出し方が難しい。脳においてはやはり、「意識」の問題をはずすことはできない。無意識の内に生理データに現れる反応をどのように考察するかが鍵である。そこで、筆者らが今までに行ってきた種々実験をそのような視点で捉え直してみたい。さらに、最近計測したブラジル人Jucelino Nóbrega da Luz氏の脳波解析も参考にしつつ、意識と無意識、夢、そして不思議現象を科学的にとらえるとは、など考えてみたい。
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