国際生命情報科学会誌
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一般講演
脳の進化と意識(一般講演,第36回生命情報科学シンポジウム)
河野 貴美子
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2013 年 31 巻 2 号 p. 187-

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抄録
ヒトはその誕生過程において、胎内における約40週で生命40億年の歴史をたどるといわれる。脳においても、約5億年前、原索動物に生じたとみられる神経管から順に、脳幹、旧皮質、新皮質と古い部分をそのまま内に取り囲むように、外側へ外側へと階層的に構築されていく。さらにヒトとなってからのさまざまな環境要因、生活状況も進化の過程でその回路の中に取り込みながら、現在の我々の脳がある。それらの過程で「意識」はどのように生まれ、どのように進化したのかなど、脳の構造や回路、その機能とともに考えてみたい。
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© 2013 国際生命情報科学会
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