杏林大学医学部精神神経科学教室
2015 年 33 巻 1 号 p. 80-
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睡眠offsetの障害である起床困難は生活障害につながり、onset障害の不眠症に比較し障害と扱われ難い。我々は12例の起床困難者に対し、"朝起きられる"との暗示による自己覚醒を試みた。その結果12例中7例で覚醒が可能となった。一方、注意欠如・多動症を有する起床困難14例に対しatomoxetine投与がほぼ半数で有効であった。起床行動には注意の持続が影響し薬物が有用な可能性がある。
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