国際生命情報科学会誌
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「物理学・化学・生物学における国際水会議」のご報告
根本 泰行
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2017 年 35 巻 1 号 p. 35-

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抄録

2016年10月6日~9日にブルガリアの首都ソフィアで、『第四の水の相』の提唱者であるワシントン大学教授のジェラルド・ポラック博士をチェアマンとして、第11回「物理学・化学・生物学における国際水会議」が開催された。 ポラック博士は、水の真実の姿を理解するためには、固体・液体・気体の三つの「相」を考えていたのでは不十分であり、固体と液体の中間に位置する『第四の水の相』について把握することが必要不可欠である、と主張しており、みずから提案している『第四の水の相』の分子構造に基づいて、水が情報を記憶する仕組みに関する仮説を提示してきている。 当講演においては、最初に『第四の水の相』に関する概要を解説した後、応用例の一つとして、「『第四の水の相』を考慮しなければ、人間や動物の身体の中の血液循環を説明することができない」ということに触れる。さらに、今回の「会議」におけるポラック博士の講演内容、すなわち『第四の水の相』と天候の関係についての解説を行う。それに加えて「会議」における他の講演者の研究内容、とりわけコンスタンティン・コロトコフ博士が講演された「水と脳や意識との関連性」、ならびにウラジミール・ヴォイエイコフ博士から直接お聞きした「水からエネルギーを獲得する方法」について、それぞれ『第四の水の相』との関係において解説させて頂く予定である。

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