国際生命情報科学会誌
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研究発表
舌喉頭矯正術による乳幼児の睡眠、夜泣き改善評価
山口 里恵山本 伊佐夫 中川 貴美子大平 寛鎌倉 尚史山田 良広長谷川 巖向井 將
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2019 年 37 巻 2 号 p. 192-

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抄録
舌喉頭偏位症(ADEL)は、舌小帯の有無にかかわらず舌および喉頭蓋・喉頭の前上方への偏位している状態で、この状態は上気道の抵抗が増加させるだけではなく、呼吸も抑制している。舌小帯およびオトガイ舌筋を一部切離する舌喉頭矯正術(CGL)は、舌および喉頭蓋・喉頭が後下方に移動し喉頭が直立するため呼吸障害が改善される。乳児では、啼泣、夜泣き、反返り、抱き癖などの症状がCGL直後から消失し子育てが楽になる。今回はCGL前後の乳児の生活記録とアクチグラフを用いた睡眠覚醒リズム解析によりCGLの効果を検討したので報告する。
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