国際生命情報科学会誌
Online ISSN : 2424-0761
Print ISSN : 1341-9226
ISSN-L : 1341-9226
研究発表
鹿との共生を目指して
橋爪 秀一
著者情報
キーワード: 鹿, 共生, 獣害, 天然資源
ジャーナル フリー

2020 年 38 巻 1 号 p. 56-

詳細
抄録

古くから、日本人は鹿に対して可愛らしい、高貴である等の好印象を持っており、神使或は神獣として崇めてきた。しかし、現在、毎年約60万頭の鹿が害獣として駆除されており、駆除された鹿の大部分は、ゴミとして廃棄されているのが現状である。我々は、鹿との共生を目指すためにも、駆除された鹿を有効資源として利用すべきと考えており、鹿肉、鹿皮や鹿茸の天然資源としての価値を模索している。 今回は、ニュージーランド、台湾、モンゴル、スコットランド及びドイツにおける鹿との付き合い方と鹿の資源としての利用法について報告し、鹿との共生方法について考察したい。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top