労働科学
Online ISSN : 2187-2570
Print ISSN : 0022-443X
原著
新人看護師による日々の看護業務遂行上の促進因子と構造
今井 多樹子川畑 貴寛岩岡 瞳
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 100 巻 2 号 p. 68-86

詳細
抄録

新人看護師による日々の看護業務遂行上の促進因子を明らかにし,構造化した。急性期・外科病棟の新人看護師6名を対象に半構造化面接を行い,KJ法により図解化した。その結果,11の象徴概念(シンボルマーク)が判明した。実務経験のない新人が医療チームの一員として,日々の看護業務をある程度遂行できるようになるには,困難に直面するフェーズを契機に,実践力を精錬させるフェーズを通して,最終的には実践力の向上(成長)を実感するフェーズから【医療チームの一員としての業務遂行の自律と成長実感】が得られるフェーズに行き着く構造が示された。これにより,新人が自律して業務を遂行するには,複数の成長課題を克服し実践力を精錬させなければならない現状が示唆された。

著者関連情報
© 2024 公益財団法人 労働科学研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top