抄録
非接触型の睡眠測定装置を用いて,14時間夜勤看護師が夜勤中にとる仮眠(前,中,後)の睡眠構築を調べた。また質問紙を用いて夜勤前夜から夜勤直前までの睡眠を調べた。その結果,後仮眠で前仮眠より中途覚醒時間が短かったが,他の睡眠変数は異ならなかった。仮眠までの先行覚醒時間と睡眠段階2と中途覚醒時間には逆相関を示したが,徐波睡眠には示されなかった。この理由として仮眠が勤務中に取られるストレスによって徐波睡眠が抑制されたと考えられた。また前日の夜眠と夜勤入り日の昼眠には逆相関が示された。このことは看護師が夜勤時に仮眠がとれないことを想定して前日の夜間睡眠を遅くかつ短くして,夜勤直前の昼間睡眠を長くとるように調整していたことを意味する。(図1,表2)