映像情報メディア学会誌
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技術振興賞 進歩開発賞(現場運用部門)受賞
リップシンク調整支援iOSアプリ「BooLip」の開発
小沢 冬平
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2017 年 71 巻 1 号 p. J2-J11

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抄録
テレビ制作現場では, さまざまな要因により映像と音声のタイミングがずれることがあり, これをリップシンク調整で修正する.従来は, 送信側でスタッフが音声を発したり手を叩くなどし, 受信側でその様子を見ながらオペレータが目分量で音声遅延量を映像に合わせて調整していた.しかしこの方法はオペレータの習熟度に依存しており, また長い遅延時間については調整が難しい.そこで, 誰でも簡単に音声遅延量を割り出すことができるリップシンク調整支援アプリ「BooLip」の開発に至った.本アプリは送信, 受信モードを備えており, どちら側も「BooLip」をインストールしたiPhoneを使用する.送信側のiPhone画面に4個のQRコードが次々と表示され同時に信号音が発信される.この映像・音声信号をカメラとマイクを通じて受信側へ伝送し, 受信側で「BooLip」に認識させる.アプリは自動的に解析を行い, 音声遅延量を数値で一発表示する.
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© 2017 一般社団法人 映像情報メディア学会
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