映像情報メディア学会誌
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スーパーオーディオ
海老塚 伸一
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2001 年 55 巻 12 号 p. 1588-1592

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抄録

現在のディジタルオーディオの流れは多岐にわたり, 各ポジションでより精緻な進化を遂げている.データ圧縮とクオリティの共存技術 (AAC), 伝送レートを押さえ明瞭な音声信号を扱う技術 (MPEG-4) 等が上げられるが, もう一つの大きな流れは「より精細な原音の再生」を目指したダイレクトストリームディジタル (DSD) 技術である.本稿では, これまでのディジタルオーディオに付随する概念を大きく超えた高ダイナミックレンジ (120dB), 広範な周波数特性 (100kHz) を有する音声信号再生が可能となる「スーパーオーディオCD (SACD) 」を例に, 権利保護iを含む各種構成技術について解説する.また, コンテンツ制作の技法を具体的に解説しながら, 本技術の今後の可能性について述べる.

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