映像情報メディア学会技術報告
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高輝度光散乱体のLCDへの応用
堀部 晃啓小池 康博
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p. 17-22

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抄録
我々は、これまで透明な導光体を用いるほど高い輝度を持つとされていた液晶用バックライトに対し、その材料に特定の光拡散能を有する光散乱ポリマー導光体を用いることにより高性能化が可能であることを提案してきた。この材料は、その内部に形成された不均一構造により、入射された光が多重散乱をおこし、画面全体から高効率に均一な出射光が得られる。この光散乱導光体内部の光の挙動は当研究室で作成したモンテカルロ法を導入した最適化シミュレーションによって解析され、液晶用バックライトへの最適化が行われた。簡素化、高輝度化、視野特性の向上を達成することに成功した。実際に搭載されたバックライトの特性を紹介する。
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© 1997 一般社団法人 映像情報メディア学会
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