映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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21.19
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 仁藤 敬一, 今西 由香里, 藤岡 隆之, 片岡 延江, 安田 章夫
    原稿種別: 本文
    p. 1-6
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    新規に開発した単安定FLCを用いたアクティブマトリックス表示素子を開発した。そのコントラスト比は25℃で約100 : 1であり、さらに表示される各中間階調は視野角±50度の範囲でほぼ維持され、階調の反転現象は見られなかった。立ち上がり、立ち下がり応答時間は200マイクロ秒以下(25℃)を達成した。立ち上がり応答時間は印加電圧の増大に伴い、短くなる。一方、立ち下がり時間は種々の階調レベルからの応答にも拘わらず、200マイクロ秒以下で一定である。さらに、-5℃の低温においても1ミリ秒の高速応答を達成している。単安定FLCモードとTFTの組み合わせにより、TNモードが有していた狭い視野角、特に中間調での応答の遅さの課題を解決し、ビデオレートでのアナログ階調表示素子を達成した。
  • 白戸 博紀, 清田 芳則, 牧野 哲也, 吉原 敏明, 望月 昭宏
    原稿種別: 本文
    p. 7-9
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    携帯端末用LCDは落下や外押圧ストレスに対する耐衝撃性向上が要求される。そこで、LCDを構成するガラスパネルを指で押したり、叩いたり、ねじっても表示が乱れずパネル自体の機械強度を高める技術を接着スペーサを開発することで実現した。この技術により、STN-LCDやFLCDの携帯型コンピュータヘの適用、LCD基板への直接ペン入力などLCDの新たな応用を可能にした。
  • 中園 祐司, 一ノ瀬 秀男, 沢田 温, 苗村 省平
    原稿種別: 本文
    p. 11-16
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    負の誘電異方性を有する液晶材料に対して、電圧保持率の温度依存性を検討した。その結果、電圧保持率が温度とともに著しく低下する材料では、液晶材料中のイオン密度及び移動度が著しく増加していることが認められた。また、イオン伝導の主因となるイオンが解離によって生成されると仮定して、イオン密度の温度特性より解離エネルギーを計算した。材料毎に異なるイオン解離性有機物が含まれていると考えられる。
  • 堀部 晃啓, 小池 康博
    原稿種別: 本文
    p. 17-22
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    我々は、これまで透明な導光体を用いるほど高い輝度を持つとされていた液晶用バックライトに対し、その材料に特定の光拡散能を有する光散乱ポリマー導光体を用いることにより高性能化が可能であることを提案してきた。この材料は、その内部に形成された不均一構造により、入射された光が多重散乱をおこし、画面全体から高効率に均一な出射光が得られる。この光散乱導光体内部の光の挙動は当研究室で作成したモンテカルロ法を導入した最適化シミュレーションによって解析され、液晶用バックライトへの最適化が行われた。簡素化、高輝度化、視野特性の向上を達成することに成功した。実際に搭載されたバックライトの特性を紹介する。
  • 時任 静士, 野田 浩司, 田中 洋充, 岡田 茜, 多賀 康訓
    原稿種別: 本文
    p. 23-28
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本報告では、有機EL素子の耐熱性を改善することを目的として行ったガラス転移温度の高いキャリア輸送材料の開発について述べる。正孔輸送材料としてはトリフェニルアミン単位、電子輸送材料としてはオキサジアゾール単位を基本にした多量化、分岐、捻れ構造の導入によってガラス転移温度の向上を試みた。トリフェニルアミン多量体では、多量化と伴に明瞭なガラス転移温度上昇が認められ、5量体のガラス転移温度は145℃にも達した。オキサジアゾール誘導体でも、120℃を越える高いTgが達成できた。これらの新規材料を用いた有機EL素子はいずれも良好な発光特性を示し、大幅に耐熱性が改善されることを明らかにした。
  • 古川 顕治, 内田 学, 泉澤 勇昇, 玉尾 皓平, 山口 茂弘
    原稿種別: 本文
    p. 29-35
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    シロール誘導体が有機EL素子の電荷輸送材料および発光材料として有効である事を見出した。ピリジン環を有するシロール誘導体は電子輸送性があり、チオフェン環を有するものはバイポーラー性である。ベンゼン環を有する2量体を使用した素子は高発光効率であった。
  • 樋口 隆信, 奥村 陽一, 飯田 哲哉
    原稿種別: 本文
    p. 37-42
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    記録容量13〜15GBを目標とした次世代DVDを実現するため、光退色性色素とフォトレジストを積層する新規プロセスにより、原盤記録装置の解像限界を改善する方法を検討した。検討の結果、光退色量の大きな、すなわち、A値が大きくB値が小さな光退色性色素と、色素の退色速度と感度を合わせたフォトレジストを組み合わせて用いることによって、線記録方向に約20%の改善効果が得られ、ピット長0.175μm、トラックピッチ0.4μmの原盤記録を実現した。これは、15GBの記録容量に対して若干の余裕をもって原盤作製が可能になることを示している。
  • 矢野 亨治, 教学 正文, 黒田 亮, 瀧本 清, 江口 健, 中桐 孝志
    原稿種別: 本文
    p. 43-48
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    走査型プローブ顕微鏡(SPM)の探針を上部電極として用いることによりナノメータスケールの微細な金属/Langmuir-Blodgett(LB)膜/金属接合構造を実現した。この接合構造は電圧印加により伝導度の上昇を示す。導電性探針を用いた原子間力顕微鏡(AFM/STM)を用いた遷移後の表面のAFM像と電流像の同時観察では伝導度の変化のみを示し、LB膜表面の隆起あるいは微小孔といった形状の変化は見られなかった。この結果はLB膜の導電性の変化がLB膜への微小孔形成または探針からの金属クラスターの付着を伴わずに発生することを示している。遷移は1μs以下で発生可能で、また探針先端の損傷なしに少なくとも数千ヶ所で状態遷移を起こすことが可能であることから高密度な情報記録装置の可能性を示した。
  • 平山 博史, 門田 智則, 遠藤 晃生, 金子 明義, 福山 裕三
    原稿種別: 本文
    p. 49-54
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    生体膜におけるイオンチャンネルの動的システム特性を解析した。カルシウムチャンネルを4個のサブユニットから構成されるアロステリック分子とみなして、開口状態と閉口状態とがそれぞれ5ずつのサブユニット変換状態が存在すると推定し、合計10個の線形システム方程式と1個の質量保存則で表現した。これに対し線形システム解析を加えた。系は実験で報告されている諸パラメータの値の範囲では、安定であったが不可制御であった。特異値は6個存在し、周波数に比較的独立していた。実験では、10個の開、閉口状態の経時間的変化を定量的に実測することは不可能であり、本研究は多くのサブユニットを有する、イオンチャンネルの動的特性を分析、評価するのに有益と考える。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 1997/03/07
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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