抄録
高時間・高空間分解能(原理的には2ピコ秒、5ミクロンが可能)を同時に満足させるため、X線ストリークカメラによる二次元画像サンプリングを応用した超高速二次元X線画像診断技術(2D-SIXS)の提案・設計をした。そして、単一結像デバイスとして、X線ピンホールカメラを用いた時の原理実証実験を行い、この診断技術の妥当性を確認した。高分解能な単一結像デバイスを接続することで、2D-SIXS法は、慣性核融合における爆縮コアプラズマ、特に点火スパーク部(空間スケール100ミクロン、時間スケール10ピコ秒)計測や超短パルスレーザー照射プラズマ(空間スケール数ミクロン、時間スケール数ピコ秒)計測等に対応可能である。