映像情報メディア学会技術報告
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アバランシェ増倍膜積層型イメージセンサ用MOSトランジスタの高耐圧化
大竹 浩中山 美穂山内 正仁田島 利文渡部 俊久瀧口 吉郎石黒 雄一林田 哲哉渡辺 敏英阿部 正英
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p. 31-37

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抄録

アバランシェ増倍膜積層イメージセンサに適した、固体走査部について検討を行った。このイメージセンサでは、高電界における光導電膜中のアバランシェ増倍現象を利用して高い感度を得るため、下地となる固体走査部にも高い耐圧が必要となる。今回、光導電膜と接続するMOSトランジスタのドレイン部分に電界緩和層を設けることで、固体走査部の耐圧を大幅に向上させた。また、電界緩和層によって信号電荷の読み残し等が生じないように、プロセスデバイスシミュレータを用いて素子構造を設計した。試作したテスト素子では約60Vの耐圧が得られ、電界緩和層が有効に機能していることが確かめられた。

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© 1997 一般社団法人 映像情報メディア学会
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