抄録
計算機性能の飛躍的な向上やインターネットの急速な広まりによって、家庭や公共の場においてネットワークを介したマルチメディア情報利用の要望が高まっている。通信・放送機構奈良リサーチセンターでは、誰もが容易に図書情報を検索できることを目的として、3次元CG仮想空間におけるウォークスルーをベースとした図書検索インタフェース「臨場感図書館」の研究を行なっている。本報告書では、その評価実験として新世代通信網実験協議会との間で進めている、B-ISDNを介した「臨場感図書館」の遠隔利用実験について報告する。