映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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21.6
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 大隈 隆史, 竹村 治雄, 片山 喜章, 岩佐 英彦, 横矢 直和
    原稿種別: 本文
    p. 1-8
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    従来, 大規模情報を利用するための仮想空間提示手法としては水槽型の提示手法が用いられてきた.これは個々の情報を検討するための解像度が要求されるからである.しかし, 情報量が増大すると水槽型で提示される領域だけでは画面が煩雑になる.本稿では, 透過型のHMDを用いた没入型の仮想環境を用いて水槽型の仮想環境を拡大する手法を提案する.拡大された仮想環境を重畳表示環境と呼ぶ.重畳表示環境では, ユーザは広い仮想環境全体を見渡しながら, 状況に合わせて高解像度の作業領域を利用できると考えられる.また, 重畳表示環境と透過型HMDのみによる仮想環境での仮想物体の移動に関する比較実験により, 重畳表示環境内でも統一した作業感覚が得られるかを検証した.その結果, 水槽型の表示領域内が両眼立体視できないために, 境界領域への配置に違和感を感じるという問題点が明らかになった.しかし, この問題を解決すれば, 連和感なく統一した作業環境として利用できる可能性を指摘した.
  • 田中 昭二, 石若 通利, 井上 正之, 井上 誠喜
    原稿種別: 本文
    p. 9-14
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    画像から人の印象に寄与する感性要因を的確に抽出するためには、人が画像のどの領域に注目するかを考慮することが重要である。画像中の誘目性の高い領域は、人の印象に寄与する情報を多く含んでいると言える。従って、誘目性の高い領域を解析すれば、画像の印象を適切に推定することが可能となる。しかし、画像には様々なものがあり、誘目性の高い領域が特に存在しないものもある。この場合は、画像の大局的な特徴が人の印象に影響を与えると考えられる。本論文では、画像中の誘目性の高い領域の有無を判定する評価関数を提案し、本評価関数および画像領域分割手法を用いた注目領域抽出法および本手法の評価実験に関して述べる。
  • 岸川 晋久, 竹村 治雄, 岩佐 英彦, 横矢 直和
    原稿種別: 本文
    p. 15-22
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    建築設計の分野において設計工程の初期段階におけるデザイン推敲の手段として, コンピュータによる設計支援(CAD)システムへの期待が高まつてきている.ところが既存のCADシステムの多くはデザイン決定後の図面の清書やデータ化等が主な用途のため, 建築家自身が自ら操作してデザインの検討を行なうことが困難になっている.本研究では, 3次元CADシステムの操作インタフェースに建築家が描くスケッチを利用することで簡便で直観的な操作インタフェースを実現し, 建築家自身がデザイン案を検討するために利用可能なCADシステムを提案する.本報告では, システムの核となる手描きスケッチを利用したインタフェースを複数実装し, 被験者実験によってそれらの比較検討を行なった結果を報告する。
  • 山下 真希, 須崎 玲子, 鎌田 一雄
    原稿種別: 本文
    p. 23-30
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    身体的な機能に障害を持つ障害者にとって, 日常生活の中ではコミュニケーションを図ることが難しい場合がある.コミュニケーションの実現を図る場合に必要となることばの表出を支援する福祉用具は, コミュニケーション支援機器と総称されている.ここでは, ことばを生成する代表的な機器として日本語を生成する日本語ワープロ, 手話を生成する手話ワープロを対象として, それぞれ, 肢体不自由者と視覚障害者, および聴覚障害者の操作インタフェースについて, メディアインタフェースと呼ぶ概念に基づいて, 操作に必要となる機器側の機能を考える.
  • 中津 良平, 土佐 尚子
    原稿種別: 本文
    p. 31-38
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    映画、通信、ゲームなどにおける新しい流れを組み合わせることにより作り出される新しいメディアとしてインタラクティブ映画がある。インタラクティブ映画では、超現実的な映像やシーンからなる仮想世界を作りだし、その中に我々が入って行くことを可能にする。また、その中で他のキャラクタとコミュニケーションすることにより仮想世界を体験することが可能になる。ここでは、このような可能性を持ったインタラクティブ映画の基本コンセプト、システム構成、および作成した作品例について述べる。
  • 井上 正之, 井上 誠喜
    原稿種別: 本文
    p. 39-44
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    色々な光源色の照明条件下で収録された色票のCRT上での色再現について検討した。まず、同一の放射輝度計を用い、実際の照明下での色票と、あらかじめガンマ補正等の調整をしておいたCRT上にそれを再現したときの色を測色し、両者の測色値を比較した。つぎに、主観評価を行い、色票と、対応するCRT上での再現色の見えの違いを比較した。有彩色については、測色による色差と見えの一致の度合は良い一致を示した。しかし、無彩色については、色差の小さい場合でも一致度は全般に悪かった。
  • ゴー ホック-チュー, 吉田 俊之, 酒井 善則
    原稿種別: 本文
    p. 45-52
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    画像検索においては、画像情報の多義性や曖昧性が高いため、テキストによる検索では必ずしも満足な結果が得られない。これに代わる手法としては、画像そのもの自体を検索キーとして用い、画像を直接アクセスし、画像群から類似したものを取り出す方法があり、本報告ではこの一方式を提案する。本方式では、キー画像とデータ画像の色ヒストグラムを求め、両者の色相の組合せ(色対)を利用して、類似度を計算する。具体的には、高速検索のために、階層化構造を持った検索方法の構築を行ない、実験によりその有効性を確かめた。
  • 國枝 和雄, 広明 敏彦, 中邑 哲郎, 青木 敏郎, 前田 雅人, 宮井 均
    原稿種別: 本文
    p. 53-60
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    計算機性能の飛躍的な向上やインターネットの急速な広まりによって、家庭や公共の場においてネットワークを介したマルチメディア情報利用の要望が高まっている。通信・放送機構奈良リサーチセンターでは、誰もが容易に図書情報を検索できることを目的として、3次元CG仮想空間におけるウォークスルーをベースとした図書検索インタフェース「臨場感図書館」の研究を行なっている。本報告書では、その評価実験として新世代通信網実験協議会との間で進めている、B-ISDNを介した「臨場感図書館」の遠隔利用実験について報告する。
  • 海老原 一之, 楜沢 順, 岩澤 昭一郎, 大谷 淳
    原稿種別: 本文
    p. 61-67
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本報告では, 誰もが歌舞伎役者に変身可能な「バーチャル歌舞伎システム」について述べる.本システムは, 仮想空間に3次元歌舞伎役者モデルをコンピュータグラフィックにより作成し, 演技者の全身の動きと表情を実時間で非接触な形式で検出し, 歌舞伎役者の動きとして再現するものであり, 誰もが歌舞伎役者に変身が可能である.さらに, このシステムは3次元モデルを変更することにより, 任意のキャラクタに変身することが可能であり, 自分を任意に変身させてコミュニケーションを行えるだけでなく, インターラクテイブな映画作成等に使用できる見通しを得た.
  • 岩瀬 正樹, 山村 毅, 田中 敏光, 大西 昇
    原稿種別: 本文
    p. 69-76
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    コンピュータビジョンで, 映り込みは, 多くの場合望まれない現象である.なぜなら2つの重なった映像は, ビジョンアルゴリズムの適用を妨げるからである.我々は, 透明物体または不透明物体に映り込んだ映像を映り込み映像と, 映り込み除去映像にオンラインで分離するカメラシステムを提案する.映り込みの分離に際し, 鏡面反射光の偏光の度合いが強いのに対し, 拡散反射光は偏光せず, 透過光の偏光の度合いが弱い, という性質を利用する.カメラの前の偏光フィルタを回転させ, 異なったフィルタ角度で得た複数画像から, 対象の偏光状態を推定する2つの方法を示す.実画像に対して適用して得られた実験結果を示し, システムの有用性を示す.
  • 白井 暁彦, 久米 祐一郎, 津田 元久, 畑田 豊彦
    原稿種別: 本文
    p. 77-84
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    3次元ディスブレイによって生成された物体との対話において、視覚に加えて触覚や力覚情報の人間への提示が重要である。本研究では皮膚の2点に振動刺激を与えることによって生じるファントムセンセーションを用いて、把持時の疑似力覚の提示を試みた。小型の工具を把持する際に指・手掌部との接触握部に振動子を組み込むことにより、刺激素子の装用感が少ない状態で、皮膚に振動刺激を与えることが可能である。本報告では指・手掌部の振動刺激に対する皮膚感覚の受容特性、静的や動的ファントムセンセーションの生起条件等を明らかにした。また2つの振動子と、PSDを用いた光学式3次元位置検出法と組み合わせ、力学的なバランス感覚も提示できる3次元画像との仮想対話作業ツールを試作した。
  • 岡田 孝常, 西川 修, 吉川 浩, 佐藤 甲癸, 本田 捷夫
    原稿種別: 本文
    p. 85-89
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ホログラフィ技術を用いた立体テレビジョン(動画ホログラフィ)を実現するには, 膨大な情報量を有するホログラムデータの計算を高速に実行する計算機およびホログラム計算アルゴリズムの開発が重要なテーマとなる。我々は, ホログラフィック・ステレオグラムにより立体表示する方式において, 視差画像列を用いてホログラムデータを高速に演算するアルゴリズムとそれをさらに高速に計算する計算システムについて検討した.その結果, 従来から適用されている方式に比べて、かなりの高速化を図れるということが明らかになった。
  • 朴 鍾一, 井上 誠喜
    原稿種別: 本文
    p. 91-98
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では、多眼カメラを使って取得した映像から、任意の視点、任意の視線方向の映像を生成する手法を提案する。ます、フレームごとに物体の境界線の明確な奥行きマツプを推定する。このマップを任意の視点の奥行きマップに変換した後、与えられた映像を適切に利用して、任意視点映像を生成する。
  • 茶園 篤, 山澤 一誠, 横矢 直和, 竹村 治雄
    原稿種別: 本文
    p. 99-106
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    3次元環境全体を理解するには, 環境全体の大局的な情報の取得および対象までの3次元情報の獲得が必要である.本報告では3次元環境の大局的な情報抽出を行なうために, 全方位視覚センサHyperOmni Visionを用いて高さの異なる位置で2枚の全方位画像を取得し, 得られた全方位画像間にステレオ視を適用し全方位で対応点探索を行なうことにより, 全方位の3次元情報を獲得する手法を提案する.最後に, 実画像を用いた実験による全方位での奥行きと高さの抽出結果を示し, 提案手法の有効性を検証する.
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 1997/02/03
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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