抄録
神経筋疾患の中の難病の一つである筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経の麻痺による四肢・呼吸機能の低下がみられるものの、感覚神経は麻痺しない。コミュニケーションに対する機器による支援は有効と考えられ、機能低下レベルにあわせた支援を実施することが可能である。介護に関わる側等のコミュニケーションの実態をアンケート調査し、それらを基に四肢の機能低下が著しい対象者等に対して、額のしわ・眉毛等の可動性を利用できる操作スイッチを試作した。また在宅患者に適応し、吸引時等の不要な出力を無効とすることを可能にした。