抄録
面記録密度10Gbit/in^2以上の高密度光磁気記録再生の為に、磁気超解像および磁区拡大ディスクが提案されている。このディスクは多層構造が必要になり、各層間の相互作用が重要になる。超解像(MSR)および磁区拡大(MAMMOS)ディスクにおいて各層の特性と層間の相互作用による再生パワー、記録パワー、再生信号出力、再生磁界等の変化を調べた。このような各層と特性の関係を総合して実際のディスク設計に必要な各層の膜厚と組成等の主要条件を提示した。その結果、熱の流れ、交換結合力、静磁結合力、保磁力および中間非磁性層の膜厚等が重要なことが分かった。