映像情報メディア学会技術報告
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M-ary/SSMAを用いた可変長符号伝送法
中田 卓中川 正雄
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p. 31-36

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抄録
多くのディジタル動画像規格において採用されている可変長符号は、無線伝送時、頻繁に符号誤りによる符号語の同期外れを起こし、伝送情報の劣化を招く。そこで、本研究ではM-ary/SSMAシステムを用いた可変長符号伝送法を提案し、この符号語同期外れを防ごうと考える。提案方式において、可変長符号の表現する情報は長さの決まった複数の拡散符号の組み合わせとして伝送される。このため、受信側で符号語の切り替わりの判別を誤ることはない。また、その際に1ユーザー当たりが使用する拡散符号の数も低く抑えられている。本研究では、提案方式の特性をレイリーフェージング伝送路にて評価する。
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© 1998 一般社団法人 映像情報メディア学会
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