映像情報メディア学会技術報告
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22.68
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 井上 隆, 唐沢 好男
    原稿種別: 本文
    p. 1-6
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    レイリーフェージング環境下でのダイバーシチ合成(最大比合成)後のCNR変動は、各ブランチ信号から生成される共分散行列の固有値から求められることが知られているが、その算出式は、固有値の値が互いに異なる場合にのみ有効である。本報告では、値の等しい固有値が複数組存在する場合の最大比合成後のCNR変動の確率分布の算出法を提案する。同計算法による算出例を計算機シミュレーション結果と比較しその有効性を検証する。また、同計算手法で要求される計算精度について考察する。
  • 唐沢 好男, 井上 隆, 神谷 幸宏, 田野 哲
    原稿種別: 本文
    p. 7-12
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ソフトウェアアンテナとは、環境(電波環境、通信環境)の変化に追随して、アンテナシステムがソフト(アルゴリズム)・ハード(論理結線回路)の両面でダイナミックに知的な変身を遂げ、必要な機能を最小限のリソースで実現するアンテナである。本稿では、構成要素の一つである電波環境認識の具体的な方法と、認識された環境に適したアダプティブアルゴリズム(適応信号処理アルゴリズム)との対応を示す。
  • 野上 一三, 藤原 伸一, 大谷 誠, 藤田 浩, 杉本 智彦, 大石 剛史, 小野 俊成, 関口 正巳
    原稿種別: 本文
    p. 13-18
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    従来、放送において周波数の大きく離れた2つのチャンネルを送信するためには、2つのアンテナが必要であり鉄塔別建てなどコストのかさむ方法しかないが、デジタル地上放送への移行期においては、1つのメディアをこのような2チャンネルで同時にサービスする必要が生じる。これを解決する1手法として90度4面配置を想定した反射板共用アンテナを考え、指向性のシミュレーション結果および実測結果を報告する。
  • 小代 康, 飯塚 泰, 小木 曽賢, 川上 春夫, 佐藤 源貞, 住広 尚三
    原稿種別: 本文
    p. 19-23
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    VHF帯で広く用いられているターンスタイルアンテナを構成するバットウィングアンテナは広帯域な特性である.そこで地上波ディジタル放送に割り当てが予想されるUHF帯において高利得, 広帯域で簡易な構成となるアンテナとして変形バットウィングアンテナを提案する.本報告では, 反射板付2素子変形バットウィングアンテナの特性を計算した.そして, 従来UHF帯で広く利用されている双ループアンテナとの比較について述べる.素子を平行線路で接続し, その線路の中心で給電する方法で高利得で広帯域な特性が得られた.
  • 林田 敏英, 関 清三
    原稿種別: 本文
    p. 25-30
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    4相PSK方式で用いる搬送波再生回路のうち, ベースバンド段で処理を行う判定帰還形, コスタス形の両搬送波再生回路について, 実験的な比較, 検討を行った.搬送波周波数10.7MHz, 符号速度64kS/sの4相PSK実験システムに, 判定帰還形とコスタス形の回路をそれぞれ組み込んで動作させ, 再生搬送波のS/N, ロックレンジ, キャプチャレンジおよび符号誤り率特性を測定した.その結果, 判定帰還形は擬似ロックによりキャプチャレンジを得ることができない欠点があるが, 再生搬送波のS/N, 符号誤り率特性に関しては, コスタス形より特性が優れることを確認した.そこで, 判定帰還形の欠点を補うため, 擬似ロック回避対策の1方式を提案し, この方式で判定帰還形の擬似ロックが回避できることを示した.
  • 中田 卓, 中川 正雄
    原稿種別: 本文
    p. 31-36
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    多くのディジタル動画像規格において採用されている可変長符号は、無線伝送時、頻繁に符号誤りによる符号語の同期外れを起こし、伝送情報の劣化を招く。そこで、本研究ではM-ary/SSMAシステムを用いた可変長符号伝送法を提案し、この符号語同期外れを防ごうと考える。提案方式において、可変長符号の表現する情報は長さの決まった複数の拡散符号の組み合わせとして伝送される。このため、受信側で符号語の切り替わりの判別を誤ることはない。また、その際に1ユーザー当たりが使用する拡散符号の数も低く抑えられている。本研究では、提案方式の特性をレイリーフェージング伝送路にて評価する。
  • 小岩 正明, 関 清三
    原稿種別: 本文
    p. 37-42
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ベースバンド帯においてルートロールオフフィルタにより帯域制限された, 搬送波周波数10.7MHz, 符号伝送速度64kS/sのQPSK実験システムに対して, チャネル間干渉の実験的検討を行った.各ロールオフ率αに対して, 正規化チャネル間隔X_dを変化させた時の搬送波対雑音比(CNR)に対する符号誤り率(BER)特性測定を行ったが, チャネル間干渉信号を熱雑音とみなして求めた計算値と測定値が異なった.この結果より, チャネル間干渉信号の振幅分布は熱雑音とは異なる性質であるといえる.そこで, チャネル間干渉信号と熱雑音の振幅分布を測定し, 正規確率グラフにより評価した.また, 測定した振幅分布からBERを計算し, 計算結果と測定値の良い一致を確認した.
  • 廣橋 健太郎, 須田 博人, 安達 文幸, 山本 平一
    原稿種別: 本文
    p. 43-48
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    DS-CDMA上りリンクにおける広帯域化(チップレート増加)の効果を, 伝送速度, パス数などをパラメータとして計算機シミュレーションにより評価した.評価の基準は, 19セル構成を前提とした場合のユーザ通信容量とした.その結果, 広帯域化によるパス数の増加効果, および同一帯域内ユーザ数の増加による干渉電力の平均化効果によって, 全帯域を20MHzとした場合に1.25MHzの拡散と比較して, 5MHzで最低15%, 10MHzで最低20%, 20MHzで最低22%程度の容量増加となり, 場合によっては3倍程度の増加となることを示した.また, 基地局での同時接続ユーザ数が時間によって変動する場合は, 帯域幅が広いほどリンク容量の劣化が小さくなることを示した.
  • 松谷 英之, 中川 正雄
    原稿種別: 本文
    p. 49-54
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    マルチキャリアDS-CDMA(Direct Sequence Code Division Multiple Access)では複数のサブキャリアで狭帯域の直接拡散信号が並列伝送され、それぞれがフラットなフェージングの影響を受けるため、チップ間干渉の影響を緩和することができる。しかしながらパスダイバーシチによる利得を得ることはできない。本稿ではこの問題を解決する方法として、周波数利用効率を下げることなく周波数ダイバーシチを実現できる周波数分散符号化をマルチキャリアDS-CDMAに適用することを提案する。計算機シミュレーションにより単一セル環境の下り回線におけるビット誤り率特性を求め、その有効性を確認する。また、周波数領域の拡散符号を用いるマルチキャリアCDMAおよびレイク受信機を用いたDS-CDMAとの比較も行う。
  • 上野 衆太, 松本 洋一, 溝口 匡人, 梅比良 正弘
    原稿種別: 本文
    p. 55-61
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    OFDMでは信号電力の平均値とピーク値との間に大きな差が生じることから, 送信機, 特に高出力増幅器の非線形歪によりスペクトラム特性が劣化する.ピーク電力低減技術としてこれまでに, IFFT出力の線形性を保持したままピーク値を一定にすることを可能としたConstant Peak-power OFDM(CP-OFDM)が提案されている.今回これを発展させて, ベースバンドプリディストーション方式と組合せることにより, OFDMにおける非線形歪を補償する方法を提案する.本技術が帯域外輻射電力, 隣接チャネル干渉の改善に貢献できることをシミュレーション及び実際に増幅器を用いた実験により示し, 提案方法の有効性を明かにしている.
  • 牟田 修, 赤岩 芳彦
    原稿種別: 本文
    p. 63-68
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    マルチキャリア伝送で問題となるピーク対平均電力比(PMPR)を軽減するために, 従来, 「IDFT出力ブロック内の最大振幅が事前に定めた許容値を越える場合に, ブロック全体を定数分の1にする方式」が提案されている.この方式は線形操作であり帯域外スペクトル放射を生じない.また, IDFT後に時間上で帯域制限が可能であり, 簡易な信号処理で実現できる.しかし, 波形整形のために冗長な信号区間を付加するため, 結果的にスペクトル効率が犠牲となる.本論文では, 従来方式において合成前(IDFT前)で各サブチャネルをフィルタリングし, スペクトル効率を犠牲にする事無くPMPRを低減する方式を提案する.提案方式は, フェージング環境下において, 送信E_b/N_oに対するBER特性をほとんど劣化させることなく, ピークファクターを(8サブキャリアの場合に)約6dB低減できることを示す.また, 適応送信電力制御の併用により, 平均送信電力を節約できるとともに, ピーク抑圧も効果的に行うことができることを明らかにする.
  • 松本 洋一, 宗田 悟志, 望月 伸晃, 梅比良 正弘
    原稿種別: 本文
    p. 69-74
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本報告は、広帯域無線システムに適したOFDM方式について検討している.まず初めに, 同一情報伝送速度を得る変調方式および誤り訂正符号化率の組み合わせとして、同期検波を前提に8PSK(R=2/3)および16QAM(R=1/2), さらに遅延検波を前提にD8PSK(R=2/3)およびl6DAPSK(R=1/2)の特性について, 実際の通信路を想定したシミュレーションによりパケット誤り率特性について明らかにし, 8PSKが, 特にマルチバスおよび非線形通信においては, 他に比べその有効性が大きいことを示している.さらに, 実際に同期検波をOFDMシステムに適用するために必要な各サブキャリアの等化方法について, RLSアルゴリズムを適用したものを提案するとともに, パケット誤り率特性および所要プリアンブル長の観点から従来方式との比較検討をおこない, 所要プリアンブル長が20FDMシンボル以上の場合, 提案方式が優れた特性を有することが示されている.
  • 迫田 和之, 國弘 卓志, 藤田 千裕, 石見 英輝, 鈴木 三博
    原稿種別: 本文
    p. 75-80
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    PDCシステムをベースとしたFrequency Hopping(FH)システムについて検討した。PDCシステム(ハーフレート)のTDMAフレーム長は40[ms]で6TDMAを構成しているが, 充分なインターリーブを行っておらず, また強力な符号化がなされていない。そこで, 短いTDMAフレームを定義し, FHを伴うスロット間インターリーブを伴うSFHシステムを検討した。なお, 検討したシステムにおいては結合力の強い強力な符号化と精度の高いパワーコントロールを採用する。変更したパラメータを用いてリンクレベルおよびシステムレベルのシミュレーションを行った。実用のためには解決しなくてはならない問題が存在するものの, 原理的にはSFHシステムが従来に比べて大きなシステム容量を実現できる可能性があることが確認できた。
  • 宮奥 健人, 山階 正樹
    原稿種別: 本文
    p. 81-86
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    有線系に比べて誤りが多い無線伝送路で、従来のARQにより音声や画像などのマルチメディアIPパケットをエラーフリー保証で伝送すると、再送制御に伴う伝送遅延の増大が問題となる。本報告では、この問題を改善するため、受信バッファ状態に基づいた有限回再送制御により伝送遅延を抑制するARQ方式を提案する。PHS回線を想定した計算機シミュレーションにより、提案方式の伝送特性とH.263動画像パケット伝送ヘ適用する際の効果とを評価した。その結果、提案方式は、実効転送速度が符号発生量の98%程度に低下する状況下で、画質劣化を低く押さえつつ、画像フレームの平均伝送遅延を従来方式に比べて2分の1以下に低減できることを確認した。
  • 島津 義嗣, 村田 英一, 吉田 進
    原稿種別: 本文
    p. 87-92
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年, 高度道路交通システム(ITS)の9の開発分野の1つである安全運転の支援において, 車両同士が直接通信する車車間通信が注目されている.車車間通信にはミリ波帯の割り当てが検討されているが, この場合他車両の陰に隠れた車両と直接通信することが困難であるためにパケット中継機能が要求される.しかしフラッディング(flooding)によりパケット中継を行うと, ネットワーク内の総パケット数が増加するという問題がある.本報告では, 経路情報を必要としないパケット中継として受信パケットをそのまま中継する車車間通信システムについて検討している.さらに中継車両数を削減するためにパケットを受信した車両が自律的に中継タイミングを制御する方法を提案し, 計算機シミュレーションによる特性評価を行っている.
  • 中尾 正悟, 村田 英一, 吉田 進
    原稿種別: 本文
    p. 93-98
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年関心が高まっている高度道路交通システム(ITS)において、車両同士が情報を交換する車車間通信が検討されている。1対1通信を前提とした車車間通信方式として、スペクトル拡散を用いたSSブーメラン方式が提案されているが、スペクトル拡散方式を用いると送信車が多い場合には遠近問題が生じるため、送信電力制御が必要となる。しかし、車車間通信において全車両の送信電力を理想的に制御することは困難であるため、本稿ではチャネル間の直交度が高く、遠近問題対策としての送信電力制御が不要であるTDMAを通信方式に用いている。さらに、干渉キャンセラによる同時送信可能車両数の増加を計算機シミュレーションによって示している。
  • 佐藤 章博, 大槻 知明, 笹瀬 巌
    原稿種別: 本文
    p. 99-104
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    室内赤外線無線通信の形態のうち, 無指向性直射方式はネットワークの柔軟性を確保しつつ高速通信システムの実現が容易であるが, 直射方式は障害物による光路遮蔽が問題となる.本研究では, 1個の端末に対して, 異なる位置にある複数の基地局との通信がおこなえるようにし, 複数の通信路を確保する方式について, 歩行者が存在する環境下での光路遮蔽に対する影響を, 計算機シミュレーションによって検討する.複数基地局化に際し, 1スロット分の同じ情報を各基地局より順に繰り返し送信する方式がすでに提案されているが, 本研究では, 各基地局から同じ情報を同時に送信し, 端末でサイトダイバーシチ受信する方式を考え, 繰り返し送信を用いる方式と比較する.
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 1998/11/27
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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