抄録
建築シミュレーション等でリアルな室内シーンを表示するには, 汚れ, 傷といったその場所が使われることによる材質感の変化を表現することが必要である.現在は主に写真マッピングが用いられているが, これでは時間変化や使用条件による違いを表現することが難しい.本稿では, 対象を建物内の階段として, 環境や使用頻度, 時間経過によって生成される汚れや埃などに着目し, よりリアリティの高い質感を持つテクスチャの生成手法を提案する.階段における歩行の密度分布をもとめて, これから床面の付着と埃を計算する.これをもとに汚れのあるテクスチャを生成する実験を行ない, 良好な結果が得られた.