映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HIR2001-30
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適応的情報提示システムのための認知負荷状態推定モデル : モデルの仮説検証のための基礎的検討
和田 文雄岩田 満田野 俊一
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抄録

自動車の運転などの高認知負荷環境下において, 多種多様な形態, 手段や形式を用い, かつ個々のユーザの特性に適応していく情報提示システムの実現を目標としている.そのシステムにおいて重要な構成要素の一つである, 多種多様な提示の形態, 手段や形式を生成するために必要となるユーザの認知負荷状態を推定するモデルについて検討し, 三つの仮説を立てた.そのモデルの仮説を検証するために, 多種多様な提示の形態, 手段や形式の組み合わせに対して, 被験者がどのような反応を示すのかを検証する基礎実験を行った.その実験結果より, 提示の形態や手段, 形式ごとの組み合わせの種類によって, 被験者に対する認知への影響があることがわかった.さらに, モデルの仮説との関係を検証し, 仮説が有効である可能性が示唆された.

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© 2001 一般社団法人 映像情報メディア学会
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