映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: IPU2001-5
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主成分分析に基づく液晶ディスプレイのキャリブレーション
田村 信彦石井 融津村 徳道吉田 育弘山本 洋一三宅 洋一
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抄録
CRTディスプレイのキャリブレーションではその入出力特性であるEOTF(Electro Optical Transfer Function)をGOGモデルで近似することが一般的である.しかしながらGOGモデルは液晶ディスプレイのEOTFのモデル化に必ずしも有効でないことが知られている.本研究ではLCD, CRTに関わらずにプライマリ色度恒常性とチャネル独立性が近似的に満たされているディスプレイのEOTFのPCA-modelを導出する.PCA-modelを用いた分光放射輝度の推定実験では反射型液晶についてCIE94色差で平均0.4454であった.さらにPCA-modelはCRT, 透過型液晶を含めGOG-modelよりも推定精度が非常に高いことを実験的に確かめた.
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© 2001 一般社団法人 映像情報メディア学会
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