映像情報メディア学会技術報告
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情報表示オブジェクトの彩度と利用者の視覚情報処理負荷に関する検討(視聴覚技術および一般)
佐々 和博高松 衛中嶋 芳雄中島 賛太郎
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p. 7-11

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抄録

コンピュータシステムのディスプレイ装置は精細度,色再現性や彩度の向上,輝度,コントラスト 比など著しく進歩している.この成果を活かす上では,情報表示オブジェクトの画面表示設計において人間の視覚情報処理特性への考慮が重要となる.筆者らはユーザインターフェイスの多色画面モデルを作成し,目的とする表示オブジェクトを探索するための視覚情報処理負荷を視覚探索実験により検討した.その結果,画面全体の彩度を高くするとユーザの視覚情報処理負荷が増加することが分かった.このことは高性能・高機能の表示装置上に表示するユーザインターフェイス画面を設計する場合に十分に考慮されるべきである.

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© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
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