映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: ROFT2002-58
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[特別招待論文]デジタル信号処理による地上波デジタルTV送信機の歪み補償について(無線・光伝送および一般)
武田 陽夫福地 章夫榎本 和義小室 憲司
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抄録
デジタルTV放送用送信機には信号増幅において高いリニアリティーが要求されている.電力増幅器の歪みを分析する手法や,補償方法に関して多くの検討がなされている.送信機における歪みは,時間領域の非線型歪みと周波数領域の線形歪みがあり,それぞれに振幅と位相の成分がある.このため,精度の高い補償を行うにはベクトル演算を主体としたデジタル信号処理が必要となる.また, DSP(Digital Signal Processor)により補償係数を自動生成し,アダプティブに係数を更新していく事が有効である.本稿では,このアダプティブデジタル補償器開発における考慮すべ点を指摘し,その実用例について報告している.
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© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
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