映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: HIR2002-38/MIP2002-5
会議情報
画像表示におけるガンマ,最低輝度の画質に対する影響に関する考察(映像メディアおよび一般インターネット,デジタル放送,マルチメディア,三次元画像,視覚と画質評価,ITS等)
小沢 貴裕下平 美文大橋 剛介
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ディスプレイに対する総合画像品質評価方式が提案されている.提案された評価方式では,画質劣化要因が独立であることが前提とされているが,いくつかの劣化要因が独立でない可能性のあることが指摘された.そこで本研究では,ガンマと最低輝度を同時に変化させた場合,画質に対してこれらの影響が独立であるか否か実験的に検討した.ガンマと最低輝度が種々の値で組み合わされた評価用画像を作成し,それを用いて画質の主観評価実験を行なった.その結果,最低輝度を上昇させたときの画質の劣化はガンマを低下させることで緩和できることが明らかになった.画質の劣化に対するガンマと最低輝度の間に定量的な関係が得られてので報告する.
著者関連情報
© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top