抄録
光ディスクシステムは、現在放送局で広く用いられているVTRに比べ、ランダムアクセスが可能、保存耐久性に優れているといったメリツトを持ち、VTRに取って代わると考えている。光ディスクシステムを放送局で用いるためには、大容量化とともに、高速化が求められる。われわれは以前、赤色レーザ光ディスク装置を用いて、記録補償用マルチパルスを用いないで1チャンネルあたりlOOMb/sの記録再生実験について報告した。本報告では、青紫色レーザ光ディスク装置を用いて、同様に記録補償用マルチパルスを用いない方式による1チャンネルあたり200Mb/sの記録再生実験を行い、さらなる高速記録再生の可能性について検討した。