有効画素数3840×2160とHDTVの4倍の解像度を有し、60フレーム/秒の全画素順次走査が可能なデジタル出力CMOSイメージセンサを開発した。チップ内に設けた約1968個の10ビット逐次比較型ADCを並列動作させることで、実効的に500MHzを超えるAD変換レートとデジタル信号出力を実現している。また光学サイズ縮小のため、シェアードADC方式を新に導入し、画素ピッチを4.2μmまで縮小した。対応する光学系は1.25インチである。60フレーム/秒順次走査時の消費電力は760mWであり、従来のCCDと比べると約1/10 の低消費電力化を実現した。