抄録
画像や映像を見る場合に人間は視界の全範囲ではなく,主に関心のある部分に注目して見ている.画像から,人間が注目する領域を抽出することは,物体認識,画像圧縮,マシンビジョンなど多くの分野で利用することができる.本論文では,注視に影響を与える要因を用いることにより,ある一定の特徴を持つ領域に分割された画像中の各領域について,どの程度人間の注意を引き付けるかという知覚的な重要性を識別する重要度マップを自動的に生成する手法を提案する.領域分割手法として領域成長法を用いた.重要度マップを生成する場合にファジィ推論を用いることで、より人間の感覚に近い結果が得られた.