映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: ME2008-122
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味覚刺激による表情変化に関する研究(サマーセミナー(若葉研究者の集い)「最先端ビジョン技術が拓く画像応用の新境地」)
奥村 雅充加藤 邦人山本 和彦
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抄録
近年,多くの表情認識の研究が行われており,その多くは被験者が意図的に作った「作り表情」を基本として用いている.しかし,その作り表情が実際の表情表出となっているのか,という疑問がある.そこで我々は,味覚刺激による表情表出に注目した.味覚刺激に対する特有の顔面表情は,上位脳の関与がなくても無意識のうちに生じる反射活動を伴う.本稿では,この味覚により無意識に表出された表情を「自然表情」,味覚を感じているイメージで意図的に表出した表情を「作り表情」とし,これらの表情の違いについて考察し,表情表出について解析を行った.
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© 2008 一般社団法人 映像情報メディア学会
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