映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HI2008-118/CE2008-78
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視覚と聴覚における同期時間知覚の乖離(視知覚とその応用及び一般)
田中 靖人野界 武史宗綱 真治
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抄録
視覚情報と聴覚情報を使った時間情報処理を明らかにするために、時間同時性判断を視覚と聴覚信号の同期と非同期信号をつかって調べた。被験者は聴覚Pip信号とガボール視覚信号を提示され(1)視覚信号と聴覚信号それぞれの開始時間が同期した場合、(2)聴覚信号が50ms先行提示された場合、(3)視覚信号が50ms先行提示された場合の3つの条件において視覚と聴覚でどちらが最初に知覚されたかを答えた。その結果、視聴覚信号が同期した場合、被験者は96%の割合で同期したと答えた。聴覚信号が先行提示された場合、92%の割合で先行刺激が聴覚と答えた。しかし、視覚刺激が先行提示された場合、被験者は60%の割合で視覚と聴覚の刺激が同期して提示されたと答えた。このような、時間知覚に対する視覚と聴覚の非対称性は、聴覚の時間に対する反応特性の視覚に対する鋭敏性とともに、視覚と聴覚の処理時間が、皮質における時間知覚過程に影響を与えていることを示唆する。
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© 2008 一般社団法人 映像情報メディア学会
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