映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: 3DIT2009-3/HI2009-54
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解像度に着目した高密度指向性立体ディスプレイの主観評価実験(立体映像における人間工学的研究)
壷井 雅史木村 真治堀越 力
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キーワード: 3D, 主観評価, 視覚認知
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抄録
立体映像と2次元映像の画像解像度に着目した主観評価実験を行った.その結果,多くの場合,高密度指向性画像による立体映像は,2次元映像に比べて高い解像度を持つと被験者に知覚されていることが分かった.この傾向は,映像を単眼で観察している場合にも見られた.これは,観察位置の微小な変化であっても観察している画像が変化するというため,細かな運動視差を実現できる空間像再生方式に特有の効果であると考えることができ,従来の多視点方式の立体映像とは異なる効果を示唆している.
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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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