映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HI2009-80/3DIT2009-2
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視覚探索における意識的・無意識的学習効果の違い(視聴覚技術,ヒューマンインターフェース)
真野 拓郎塩入 諭松宮 一道栗木 一郎
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抄録

視覚探索課題において,特定の刺激配置画面を繰り返して呈示すると,その配置を無意識的に学習し潜在的に目標の検出が早まることが知られている(文脈手がかり効果:Chun and Jiang,Cognit.Psychol.,36(1),28-71,1998).本研究では,文脈手がかり効果の実験において,意識的に刺激配置画面を学習した場合と無意識的に学習した場合の違いを検討した.意識的に学習した配置画面への固視滞留時間が延長されることが示された.これは,意識的・無意識的記憶を処理するメカニズムが異なることを示唆し,それらの特性についての新たな知見を与える.

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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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