抄録
この論文では,任意形状地表面における電波伝搬に関して離散型レイ・トレース法(DRTM)による数値シミュレーションを行っている.DRTMでは,粗面の離散化とレイ探索の離散化という2つの離散化を行っている.これらの操作により,計算時間を大幅に短縮することが可能となっている.数値例では,まず地図データから読み取った数値を利用して,任意形状地表面を作成する.作成された地表面に沿う電磁界分布をDRTMにより数値解析する.送受信間のレイ分布及び受信点が山など大きな障害物に阻まれたときなどにおいての回折及び反射の影響について議論する.