映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: BCT2009-16
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スロットリング共振器を用いた第8次高調波V帯Push-Push発振器(学生若手発表および一般)
弓削 勇貴川崎 健吾田中 高行相川 正義
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抄録

本論文ではスロットリング共振器を用いた第8次高調波発振器の構成法を提案し,その基礎検討を行っている.この発振器はスロットリング共振器,マイクロストリップ線路出力回路,HEMTを用いた2つの負性抵抗回路から構成している.この負性抵抗回路によりスロットリング共振器に高周波信号が励振され,マイクロストリップ線路出力回路によって共振器より第8次高調波を選択的に取り出している.本発振回路は,両平面回路技術を用いることによって,回路構成の簡易化と小型化を同時に実現している.また,発振半導体素子はX帯用HEMTを採用しており,簡易で低コストなミリ波帯発振器の実現に有効である.

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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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