映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: AIT2009-88/3DIT2009-
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水平走査型ホログラフィーにおけるホログラム計算法(立体映像及びホログラフィ)
岡田 直也高木 康博
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抄録

われわれは,以前の研究で,画面サイズと視域角の拡大を可能にするために,多数の要素ホログラムを連続的に表示するホログラム表示技術を提案した.要素ホログラムを高速な空間光変調器で表示し,ガルバノミラーで水平走査する.本研究では,要素ホログラムの計算方法について説明する.また,実際の光学系では,各要素ホログラムからの再生像の間に不整合が生じるため,立体像がぼけ,画質が低下する.そこで,要素ホログラムの水平位置と,画素ピッチを測定し,これを要素ホログラムの計算に用いた.また,水平集光位置からスクリーンまでの距離を実験的に決定した.以上の補正により,再生像のボケが減少し画質が向上することを確認した.

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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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