映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: ME2009-170
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アドホックネットワークにおける負荷感応型動的確率判定フラッディングの性能評価(ライフログ活用技術,オフィス情報システム,マルチメディアシステム,マルチメディア通信,IP放送/映像伝送,一般)
宇津 圭祐石井 啓之
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抄録
アドホックネットワークにおいて,ネットワーク全体に情報を配信する方式として,フラッディングが用いられている.しかし,過剰なフラッディングの使用は,大量の冗長パケットが発生しネットワークに多大な負荷を与える.冗長パケット送信の削減と負荷の低減のため,多くの方式が提案されてきた.しかし,ノードの負荷状況を考慮し,高いメッセージ到達率を確保しつつ,冗長な再ブロードキャストの削減を実現している方式は数少ない.我々は以前よりノードのMAC送信キュー情報に基づき,再ブロードキャストの実行可否を判断する効率的フラッディング方式を複数提案している.本稿では,このうちノードの負荷状況により動的に再ブロードキャスト確率を設定する,Load-aware Dynamic Probabilistic Flooding(LDPF)に焦点を当てる.そして.ネットワークシミュレーションによる性能評価を行い,有効性を示している.
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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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