映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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ISSN-L : 1342-6893
セッションID: HI2010-69/3DIT2010-2
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検出閾下の視覚刺激がおよぼすサッカード誘導への影響(視聴覚技術,ヒューマンインタフェース)
緒方 康匡内川 惠二
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抄録
私たちはターゲット探索課題における過去の研究において,ターゲット検出率をターゲットへのサッカード誘導率が上回る結果を得た.しかし,それぞれの結果は異なるセッションで得られた.そこで,本研究では,両方のタスクを同時に行う方法により,検出閾下の刺激に対しサッカードが誘導されるか調べる実験を試みた.結果として,ターゲット検出率をターゲット誘導率が超えるもの,超えないものが得られた.実験方法から検出タスクにおいてターゲットそのものを検出できたかは分からないため,両者の直接比較はできないが,ターゲット検出率をターゲット誘導率が超えるものの存在は検出閾下の刺激がサッカードを誘導することを示唆する.
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© 2010 一般社団法人 映像情報メディア学会
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