映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: BCT2010-44
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フェライトコアとバランの併用による広帯域アンテナ測定精度の改善と実験的検討(放送/一般)
森本 康夫前田 忠彦
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抄録
広帯域アンテナの測定を行う際,しばしばケーブル外導体表面に漏洩する電流が測定結果に影響を及ぼす事が報告されており,漏洩電流の低減を目的としてフェライトコアを装荷する手法が用いられている.しかし,その適用には経験的な側面が多く,定量的評価と実験的検討が十分とは言い難い.そこで,本論文ではフェライトコアによる漏洩電流低減効果の実験的検討を行った.漏洩電流がアンテナのインピーダンスや指向性の測定精度におよぼす影響を評価し,フェライトコアを用いることでの漏洩電流の低減量を示した.一方,フェライトコアにより漏洩電流は低減できるものの放射効率や利得の測定精度に影響を与えるため,その改善策としてバランとフェライトコアを併用する方法についても検討を行った.
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© 2010 一般社団法人 映像情報メディア学会
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