抄録
モーフィングの拡張として内分のみで生成していた形状・テクスチャ濃度値の変化を外分により延長し,対象間の差分強調を生成する手法がある.筆者らはこの手法を取り入れた複数の顔画像を合成・差分強調を行うシステムの開発を行っている.しかし,画像のモーフィングにおいて,テクスチャ間の差分強調時に大きな誇張率を与えた場合,計測誤差やテクスチャ間位置対応付け不整合が原因でノイズが発生してしまうことがある.本稿では画像のモーフィングにおいてテクスチャ間の差分強調時に発生するノイズを軽減するために,各画素における濃度値誇張成分に対して平滑化を行う手法を提案する.これを顔画像の差分強調に対して適用し,一様でないテクスチャがより自然なテクスチャとして生成されることを確認した.