映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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ISSN-L : 1342-6893
セッションID: HI2011-57/3DIT2011-4
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情景の3次元性に基づく文脈手がかりを用いた視線位置の推定(視聴覚技術,ヒューマンインタフェース)
真下 浩平松宮 一道栗木 一郎塩入 諭
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抄録

視覚的注意のモデル化は多方面での応用が期待されており,現在多くのモデルが提案されている.それらのモデルの一つに,人物など特定の対象の探索を行っている場合の視線移動(顕在的な注意)を予測するために,トップダウン注意を組み込んだものがある.しかし,そのようなモデルは入力される画像の情景全体を2次元平面として捉えており,情景に含まれる3次元的な奥行き手がかりを考慮していない.本研究では,情景の3次元的な空間構造の知覚に基づいてトップダウン注意の位置を考えることで,より人間の処理に近い視覚的注意モデルの構築を目的とする.

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© 2011 一般社団法人 映像情報メディア学会
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