映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: H12012-49/3DIT2012-1
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能動的行動とその強度が速度知覚に与える影響(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)
門野 泰長金子 寛彦稲上 誠
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キーワード: 速度知覚, 能動, 受動, 行動, 意図
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抄録
例えばボールを投げるときのように、我々が自身の行動によって物体を動かす場合、その運動の速度や軌跡はある程度予測可能である。このため、同じ運動を観察した場合でも、自身の行動によるものと受動的な場合とでは、知覚が異なっている可能性がある。本研究では、強弱二通りの行動によって生起される運動物体と、自動的に生起される運動の知覚速度の比較を行うことにより、この可能性を検討した。その結果、運動物体の速度知覚が、その運動の生起に関わる行動の有無によって影響されることが明らかになった。
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© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
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