抄録
博士課程において像情報工学研究施設(現在の像情報工学研究所)の安居院研究室に所属して以来、本格的に計算機を用いた画像処理の研究に従事し、今年で65歳の定年を迎えることになり、はや41年が経過したことになる。その間、2次元の画像処理から、画像生成であるCGの研究に取り組み、そして、テーマ的には、画像符号化、仮想現実感、ヒューマンインターフェース、そして最近は、インテリジェントエージェントの研究を主テーマとして研究室を運営してきた。本特別講演では、40年におよぶ画像処理研究の経過ならびに将来の計画について報告することにする。