フルスペックスーパーハイビジョン用イメージセンサとして、有効3300万画素、120フレーム/秒(fps)読み出しが可能なCMOSイメージセンサを開発した。本イメージセンサでは、新たに開発した2段サイクリックADCと96並列LVDS出力インターフェースを採用することで、低消費電力と低ノイズ特性を満足しつつ、AD変換分解能12ビット、出カデータレート51.2Gbpsという性能を実現した。120fps動作時の消費電力は2.32W、ADCノイズは148.5μV_<rms>、イメージセンサの入力換算ノイズは5.8e-であった。また、カラムアンプゲインを6.8倍に高めることで、消費電力を2.54Wとほぼ同レベルに保ちつつ、入力換算ノイズを3.7e-まで低減できた。