抄録
UHF帯のRFID携帯端末用リーダアンテナとして,長方形導体板上に配置した不平衡給電超低姿勢逆Lアンテナと無給電逆L素子で構成されたアンテナを提案し、数値解析を行っている.導体板の大きさ228.5mm×275.5mm,アンテナの高さ14mmのときに、リターンロスが-10dB以下となる周波数は902MHz〜930MHzとRFIDの周波数帯域をカバーしたが,軸比が3dB以下となる周波数は915MHz〜922MHzと狭帯域となった.数値解析にはモーメント法に基づく電磁界シミュレータWIPL-Dを使用した.