映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: AIT2012-105
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病理画像における画像処理技術の役割 : 定量的病理診断に向けての取組み
小林 直樹坂元 亨宇橋口 明典山口 雅浩長橋 宏齋藤 彰
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抄録

病理診断はがんなどの診断において重要な役割を果たしている.病理組織標本全体をディジタル画像として保存、表示をするバーチャルスライド(あるいはディジタルスライド)と呼ばれる技術が急速に進展し、その活用が大いに期待されている.ここでは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクトのテーマの一つである「病理画像等認識基礎技術の研究開発(定量的病理診断を可能とする病理画像認識技術)」での取組みを中心に、高精細に取得された病理画像情報から、がんの病理診断に有効な指標の定量化を行うために必要な画像処理技術の役割について述べ、具体的な取り組み状況について紹介する.

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© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
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