映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: IST2013-45
会議情報
サブミリメータ分解能を有するTime-of-Flight距離画像センサのための新変調方式の提案(イメージセンサ,カメラ信号処理,画像評価関連技術,及び2013IISWとVLSIシンポジウムからの発表報告)
安富 啓太臼井 隆弘児玉 雅俊高澤 大志香川 景一郎川人 祥二
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本稿では,従来よりもサブミリメータ分解能を有する距離画像センサを実現するための新たな変調方式の提案と試作デバイスにおける原理検証結果について述べる.提案する変調方式では,光源に短パルスレーザーを用いて,検出素子の光電流応答から距離を算出する.インパルス応答とみなすことができるため,従来のパルス駆動方式で問題であった光源の歪みは,無視することができる.検出素子には,排出制御型電荷変調素子を用いることで,高応答のデバイスを実現できる.テスト画素を0.11umCMOSイメージセンサプロセスで設計・試作し,一画素の計測において,50mmの範囲を平均210umの分解能で取得することに成功した.
著者関連情報
© 2013 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top