抄録
スーパーハイビジョン衛星放送における,MPEG Media Transport (MMT)によるアプリケーション伝送方式に関して,他の方式と比較するとともに,ソフトウェアベースで実装を行い,性能評価を行った.その結果,Media Processing Unit (MPU) modeのMMTプロトコルがアプリケーション伝送に適していること,現行のデジタル放送と同様の繰り返し伝送が行えること,2つの管理テーブルが制作時と伝送時のディレクトリ構成を分離するための機能を果たしていること,伝送パケットの最大サイズを増やすことで取得時間が短くなること,を示した.